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秋の七草と美容の関係

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 皆様、今年の「中秋の名月」はご覧になりましたか?秋の行事のひとつのお月見ですが、お供え物には「秋の七草」も一緒に飾ると良いとされていますが、なかなか全てをお供えするご家庭は少なくなってきていると思います。そこで今回は、そんな「秋の七草」と、美容の関係について深堀りしたいと思います^^

 秋の七草は、日本の秋を代表する草花として知られていますが、観賞だけでなく、美容や健康に役立つ成分が含まれていることをご存知でしょうか?秋の七草には「桔梗(ききょう)」「萩(はぎ)」「葛(くず)」「薄(すすき)」「女郎花(おみなえし)」「藤袴(ふじばかま)」「撫子(なでしこ)」の7つがあります。これらの草花は、古来から薬草や漢方としても利用されてきましたが、現代の美容ケアにおいても注目されています。

 

1. 桔梗(ききょう)

桔梗の根にはサポニンが含まれており、これは保湿や肌の弾力を保つ効果が期待できます。サポニンは血行を促進する働きがあり、ターンオーバーの活性化やむくみの軽減をサポートします。最近では桔梗エキスを含む美容製品も販売されており、肌の乾燥やハリ不足が気になる方におすすめです。

2. 萩(はぎ)

萩はアントシアニンという強力な抗酸化物質を含んでおり、これが紫外線など外的要因によるダメージから肌を守ってくれます。抗酸化作用により、肌の老化防止やシミ・シワの予防にもつながるため、エイジングケアにも効果的とされています。

3. 葛(くず)

葛の根には、イソフラボンという女性ホルモン様の成分が含まれています。このイソフラボンが肌のハリや潤いを保ち、エストロゲン不足による肌のくすみやたるみを防ぐ効果が期待されます。また、葛根湯など風邪薬にも使用されることから、冷え性の改善にも一役買い、血行を良くして肌の調子を整えるサポートもします。

4. 薄(すすき)

薄は観賞用のイメージが強いですが、実は古くから薬草としても用いられてきました。外用薬として使用され、肌の炎症を抑える作用があると言われています。アレルギー性の湿疹や赤みを鎮めるために利用されることもあります。

5. 女郎花(おみなえし)

女郎花は、抗炎症作用があることで知られており、肌トラブルが起きた際に利用されることがあります。乾燥による肌のかゆみや赤みを抑える効果が期待されており、敏感肌のケアにも有効です。また、血行を促進し、肌の新陳代謝を活発にする効果も期待されます。
※このサムネイル画像が女郎花です^^

6. 藤袴(ふじばかま)

藤袴には、抗酸化作用とデトックス効果があるとされています。老廃物を体外に排出する働きがあるため、体内から美肌を作るサポートをしてくれます。また、むくみを軽減し、体全体の健康を整えることで肌のトーンアップにもつながります。

7. 撫子(なでしこ)

撫子の花は、肌の保湿効果に優れており、乾燥肌対策に効果的です。乾燥による肌荒れやひび割れを予防するほか、撫子には収れん作用もあり、肌のキメを整え、毛穴を引き締める働きが期待できます。自然の潤い成分を含んでいるため、保湿重視のスキンケアに適しています。

 

 これらの草花を取り入れたスキンケアや美容法は、自然派志向の方に特におすすめです。近年では、桔梗や葛などの植物由来の成分を活かした化粧品が多く登場しており、肌に優しい成分でトラブルを予防したい方にとって理想的な選択肢となっています。また、ハーブティーやエッセンシャルオイルとしても利用できる植物もあり、体の内側から美容効果を得る方法もあります。

 秋の七草は日本の季節を象徴するだけでなく、美容と健康にも深い関連があります。自然の恵みを活用し、季節に合わせたスキンケアで、内外から美しさを手に入れましょう。

 ではでは、また(^o^)/