意外に知らないお米について^^
実りの秋ですね〜^^セルラムの「メル知恵(メルぢえ)」担当Monacoです!皆さま、衣替えは済みましたか?
さて、年間で1500回ほどある伊勢神宮の祭事の中でも最も重要な「神嘗祭」が、10月15〜17日に行われました。この祭事は、稲の初穂を天照大御神に捧げて収穫を感謝する神事ですが、第二次大戦後、食の傾向が西洋化してきたとはいえ、日本人にとってお米は、食だけでなく、文化としても日常の中にあるものです。今回は、近過ぎてあまり知らないお米について、皆様と情報をシェアさせていただきます^^!
稲作民族の日本人にとって、お米は命の源であり、それ自体に霊力が宿ると信じられてきました。考えられるその理由の一つは稲の繁殖力です。なんと1粒の種籾(たねもみ)から、約800粒ものお米ができます。そしてお米は、噛めば噛むほど甘味が出て、脳が美味しいと認識する事、炭水化物なので、食べると力がつく上に、籾殻がついた状態であれば長期保存ができるという事から、古代日本人にとっては、まさに特別な食べ物だった訳です。神様への供物として捧げられる神饌(神の食事)も、ご飯やお餅、日本酒など、米を材料とした物が中心になっていますよね。古事記、日本書紀にも、お米とゆかりの深い神々が登場します。代表格といえるのが、五穀豊穣を司る「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」で、別名「稲荷神」、いわゆる「お稲荷さん」です。稲を背負った姿で描かれることも多いですよね。名前にも「稲」の文字がしっかり入っています^^
そして近年、日本国内で、お米由来の美容成分を配合した化粧品が出てきましたが、現在それが世界的な美容のトレンドとなっています^^江戸時代には、お米のとぎ汁を、洗顔や化粧水として使っていたという記録がありますが、理にかなっていたという事が分かってきています^^いわゆる「コメヌカエキス」に含まれる、「コメヌカ油」にはエモリエント効果があり、「米セラミド」には水分をキープしてくれるだけでなく、肌がセラミドを作り出すのを手助けしてくれる効果があります。「ガンマオリザノール」には、抗酸化、抗炎症作用、皮膚温度上昇作用、紫外線吸収作用などがあり、「コウジ酸」には、メラニン生成を抑制して、シミなどを防ぐ効果があり、これを見るだけでも、美容の万能選手とも言えそうです^^
常に近くにあるものは見過ごしがちですが、時々焦点を当ててみると、新たな気づきがあるような気がします^^!
ではでは、また(^o^)/